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今も癒えぬ傷…秋葉原殺傷公判で被害者証言(読売新聞)

 東京秋葉原の無差別殺傷事件で、殺人などの罪に問われた元派遣社員・加藤智大(ともひろ)被告(27)の第4回公判が9日、東京地裁であった。

 重軽傷を負った2人が出廷し、今も癒えない心と体の傷を語った。

 この裁判で被害者が証言するのは初めて。友人2人が加藤被告が運転するトラックにはねられて殺害され、自らも軽傷を負った20代の男子大学生は、「一番忘れられない最悪の日だった」と声を詰まらせ、「誰でもよかったというのは許せない。2人の痛み、恐怖を味わって死んでほしい」と語気を強めた。

 続いて、ナイフで腰を刺された40代の男性会社員がつえをついて入廷。男性は刺された瞬間の記憶がなく、入院期間は約5か月に及んだ。現在も自力で排便や排尿ができないという。加藤被告について「死刑になると思っているが、私のけがはどうやっても戻らない」と語った。

 証言の間、加藤被告はうつむいたまま、表情を変えなかった。

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